マグナのメンテ一旦中止

完成したんですが未完成。
取りあえず結果から箇条書きで

  • リアハムの破損
  • ノイズが多め
  • ナットの交換が必要

以上の箇所をなんとかしたいのですが、待ちの時間が長そうなので一旦中止します。
取りあえず今日までに終わらせ内容は以下の通り。

電装系

磨いたボディ電装系を組み込んでみました。
バラす前の画像とメモを頼りにハンダ付け、トラブりやすいジャックは新品に交換。

ベース部分の耳(ビスでマウントする部分)が折れてしまったリア側のハムバッカー。
すぐには無理なのですがいつかはなんとかしたいところ。(じゃないとブラブラして弦に接触します)

その時のために金属のベースをバラして採寸しておいたのですが、WEBで見つかる一般的な寸法図とはビス穴などの間隔が異なります。

ギターは統一された規格なんてないのが面倒くさいところ(面白さにも繋がりますが)、市販のプレートにポン付けは難しいのかな。

ともあれ、いずれはなんとかするとして、今日のところはこのまま組んじゃいます。

ポットもスイッチも線材もオリジナルのものを再利用。ジャックだけはマル信無線製の新品に変えました。
ジャックはスイッチクラフトが有名ですがお値段がネック。マル信無線は電機部品屋に行けばスイッチクラフトの半値以下で購入できるので助かります。今回は1個70円で購入できました。
ただし多くの場合でちょっと加工が必要。はみ出す端子部分をペンチで曲げる程度の加工です。指で抑えても曲がりますが痛いです。

で、音を出してみたんですがノイズが多い。
下手くそなハンダ付けのせいなのか、極薄で所々剥げている導電塗料のせいなのか、その両方なのかもしれませんがノイズが多いです。ちょっと耳障り。

リアハムをなんとかするときにどうせ弦を外して配線もバラすことになるので、その時までにノイズ対策を考えておきます。

ナット交換

10-46を張ってみましたが6弦が開放でビビります。ナット溝が広すぎて弦が溝にズッポリ嵌まっている状態。他の弦もビビリはしませんがナット溝は広いです。

自分で溝を切る根性も道具もありませんから、ナットはいつも溝切り済みのGraph Techにお世話になってます。

このマグナのナット幅は43mm。E to Eはおおよそですが35.5くらい。
Graph Techの型番だと5000か5042のどちらかいいかな、といった感じです。

5000の寸法は長さが42.93mmとピッタリですが、E to E が35.05と若干狭そう。

5042の寸法は長さが41.98mmなので1mmちょっと足りませんが、E to Eは35.25なのでちょうど良さそう。

高さと幅は大きい分には削れば良いので考慮しません。

両方買って比べてみれば良いのですが、それだとどちらかが無駄になってしまいます。なのでどちらにしようかと熟考していたんですが、なんとGraph Techのナットは軒並み品薄で入荷待ち状態。

というわけで、これも「そのうち換えなきゃ」ということになってしまいました。

音出し

というわけで、リアPUがブラブラしているのをマスキングテープで固定し、耳障りなノイズには耳を塞ぎ、6弦開放のビビリには目を瞑ってアンプから音を出してみました。

前述したようにナット幅は43mm。ネックは薄めのかまぼこ形でしょうか。
普段はナット幅42mmのギターが多いので個人的にはちょっと太めの印象。そうでなくても私は男性にしては手が小さいのです。
指板のラジアスは「Rが付いてるの?」と感じるくらい平らです。逆に指板が凹んでるんじゃないかと思うくらい。
ネックといいラジアスといい、俗に言う早弾きに向いたギターというのはこういうギターなんでしょうか?Ibanezなんかもこんな感じなのかな?良さげなジャンクを見つけたら購入してみたいな。

ストラト・テレキャスがほとんどで希にレスポール・セミアコというのが私のギター遍歴でして、実はこういう系のギター、いわゆる指板が平らでハムが載っててフロイドローズで(このマグナは違うけど)強めに歪ませて楽しいようなギターは初めてなんですが・・・。

こういうのも良いですなぁ。全然ありです。
普段弾いている中華製の安ストラトなんかと比べると3つのPUそれぞれに個性があって楽しいです。
アンプのゲインをこんなに上げるのは初めてかもってくらい歪ませてみましたが、まぁ気持ちいいです。

元々のGOTOHブリッジ+交換したGOTOHペグ(たぶん)のおかげもあるのでしょうか、非常にしっかりとしたギターだなという印象です。カチッとしてるというんでしょうか、安ギターで慣れ親しんだ「頼りなさ」というのがこのギターにはありません。

ネガティブなことも書きます。
摺り合わせをせずにフレットを調整したのはやはりまずかったようで、弦高を下げるとハイフレットで音詰まりが発生します。1弦12Fで1.5mmが限界でしょうか。
元々2mmくらいの弦高が好みなので気にはなりませんが、「しない」と「できない」では意味合いが違います。メンテを再開した暁にはフレットもなんとかしないといけませんね。

中古で探すと90年代くらいの、古いんだけどビンテージと呼ぶには新しい中途半端な古さのギターが結構売られています。いままでは見かけてもスルーしていましたが、どうやら食わず嫌いだったようです。
こんどから積極的にチェックしていこう。

しばらくマグナはこのままです。入手からこれまでの経緯は以下のリンクでまとめています。
https://music.qua.tokyo/tag/magna/

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