OCERG完成

ボロボロの状態でやってきたOCERGですが、ギターとしての第2の人生を歩み出せそうです。
とりあえずビフォーアフターの画像をずらっと並べてしまいます。

各部を掃除して磨いて、交換したいパーツを交換しただけなんですが結構な手間と時間がかかってしまいました。

10.2mm幅のダイキャストサドルがどうしても気に入らなかったのでブリッジ丸ごと別の中古ブリッジに変更。(何から外したものは失念)

ナットはグラフテックのPQ-5042-00に交換しています。元のナット幅43mmに対してPQ-5042-00は幅42mmなので若干幅が足りないのですが、左右それぞれ0.5mmの違いなのであまり気になりません。EtoE(弦間)はちょうど良くて満足です。

PU掃除の際にハムバッカーからタップ線を引き出しておいたのですが、今回は使えませんでした。2wayスイッチでコイルタップしようとスイッチも準備していたのですが、いざスイッチを取り付けようとした場所の座繰りが浅くてそのままではスイッチの頭がボディに埋もれてしまうことに。
なのでコイルタップは今後の作業課題にします。

懸念だった亀ペグは普通に使えています。音も合いますし簡単に狂うこともありません。
ですが、トルク調整が可能なロトマチックに慣れてしまった身には、トルクがペグボタンに直接かかる亀ペグはチューニングに時間がかかります。ストロボチューナーで0.1セントを詰めていこうとするともう大変。なので将来的にはロトマチックに変更したいと思ってます。

フレットはピカールで磨いただけでしたが、できれば摺り合わせをしたいです。
弦高を下げていくと「あれ?もう?」といった高さでも音が詰まる箇所があります。
個人的にはあまり弦高が低いセッティングは苦手なので不都合はないんですが、「低く出来るけど低くしない」のと「低く出来ないけどそれでも構わない」のとではギターの状態には大きな差異がありますよね。

アンプに繋いで音を出してみました。
PUは出力が高くて良く言えば元気な音、悪く言えば品のない音、といった感じでしょうか。特にハムバッカーはパワフルで、歪ませると気持ちいいです。
パワフルすぎてPUの高さを調整してもフロント・センターのシングルコイルとのバランスがおかしな感じに。

普通に弾ける普通のギターです。弾きやすいかと言われれば私的には弾きやすいです。同じ43mmのナット幅でも指板が平らで単音弾きに向いてそうなマグナと比べると、指板に適度なRが付いているOCERGは汎用性のあるタイプなんだと思います。

なにより思うのは「軽さは正義だな」ということ。
5本掛けのギタースタンドに並べておくと、ついつい軽いギターを手に取ってしまいます。OCERGが加わってからはOCERGを手に取る機会が増えました。
私の場合は椅子に座った状態でギターを選んで腕力だけで持ち上げるのでなおさらです。重いギターは「重い」というだけで無意識に遠ざかってしまいます。
気がつくとディンキータイプのストラトばかりが残っているのは軽いからなのかもしれません。

昔所有していたレジェンドの桐ボディのストラト、あの劇的な軽さを懐かしく思い出してしまいました。
なんで手放しちゃったかなぁ。現行モデルはもう桐じゃないんだよね。
中古を探しますか。


Legend by AriaProⅡ LST-Z

ともあれOCERGギターは今回で完結です。

OCERGギターの記事一覧
https://music.qua.tokyo/tag/ocerg/

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