先日550円で買ってきたジャンクギターです。
550円のギターを何万円もかけて直すのもどうかと思いましたので、最低限必要なところだけを弄りました。
ペグは錆だらけで6個全ての動きが渋かったり緩かったりとバラバラだったので新品交換しました。
手元に所有しているクルーソンタイプを再利用しようかとも考えたのですが、ビス穴を開けたり埋めたりが面倒くさいのと、この古くて安いギターには亀ペグがベストマッチと考えてアリアのペグにしてみました。
新品なのにお値段が激安で大助かり。ギア比は1:14とまぁ一般的な安ペグのスペックですが、お値段が同じくらいなら見慣れぬ中国メーカーよりもアリアの方が安心な気がします。
軸は6mmなので亀ペグやクルーソンペグからの交換ならポン付けできます。ブッシュとビスも付いてます。ロトマチックペグからの交換だとコンバージョンブッシュが必要になるのでご注意を。
ピックガードが付いていない状態だったので手持ちの白とかアイボリーのピックガードを合わせてみたのですが、どうしてもエスカッションの色とマッチしないんですね。
なので今回はSCORELAY PICKSのアクリルピックガードを付けてみました。このメーカーは和柄が素敵なのですが、今回は安かったのでアラベスク柄をチョイス。
古くて傷だらけ、そんな理由で550円なのかと思いきや世の中そんなに甘くはありません。ご覧の通りフレットが浮いています。しかも1フレットから22フレットまで全てのフレットが大なり小なり浮いているんですね。
指板が痩せてしまったんでしょうね、古いギターなので仕方がないです。
とりあえずフレットセッターで打ち込んでみるのですが、フレット浮きの修正なんてほとんど経験がないのでどれくらいの力で打ち込んでいいのか分からない。
一通り打ち込んでみたのですが完全には直りませんな、これは。
近いうちにリフレットすることを決めました。
初めてなんです、楽しみだな、リフレット。
欠けてたナットはTUSQに変えました。品番はPQ601000です。
横の長さと弦間はピッタリ。幅(奥行)も問題ないので修正するのは高さのみで済みました。600番のペーパーでガシガシと削ります。
交換前の元のナット 交換後のナット
後からリフレットすることを考えてこの時点ではかなり高めにしてあります。スライドギターかよ!って感じです。フレット打ち替えたら調整します。
安物だからと高を括っていたのですが、ブリッジには丸で囲んだGのロゴとBR-EGの文字が。GOTOH製ですな、ラッキー。
テールピースも期待したのですが特定できるような情報はみつかりませんでした。でも造りは悪く無さそうです。
前回の記事ではポットも空回りするので要交換としていましたが、電装系をバラしてみたところナットが緩んでいただけで問題なしでした。ガリもないので勿体ないからそのままにしています。
ネックやボディを一通り磨いたところで弦を張ってみましたが、やはりフレット浮きの影響でしょう、指板のあらゆる場所でビビったり音が詰まったりしまくります。
現状ではアコギのように開放弦を使ったローコードをジャカジャカするくらいしか使い道がありません。
軽めな重量と生鳴りの音から推察するにボディが中空なんだと思います。なのでちょっと変わった音が出てくるので面白いです。なにより軽いのがいいよね。
売ろうにも値段は付かないでしょうし、誰かにプレゼントできるような状態でもありませんから手元に置いておこうと思います。
まずはリフレットだな。