ギターを弾いてみたいと思ったら

新型コロナの影響で不自由な生活が続く中、在宅で始められる趣味に注目が集まっているようです。

その中の一つが楽器、特にギターを始める人が多いらしいのです。
私は中古ギターばかり買うので地元のハードオフを定期的にチェックしているのですが、3月くらいからギターコーナーの在庫が日に日に減っていくのを感じていました。店員さんによれば老若男女幅広い年齢層の人が中古ギターを購入していくのだとか。

いまこの文章を読んでおられる方の多くも「ギターを弾いてみたい!」という思いを抱えてこんな辺鄙なブログにまで辿り着いたのだと思います。
是非ともその「ギターを弾いてみたい」という衝動・感情を大事にしてください。

若い頃は「~したい」という感情を(良くも悪くも)行動に直結できるものです。情報が氾濫している今時の若人は「ギターを弾いてみたい!」と思ったらすぐに楽器屋さんなりハードオフなどの中古屋さんなりでギターを買って、YouTubeの動画を見ながらせっせと練習に励むことでしょう。

ですが大人になるにつれて感情が行動に直結しづらくなってきます。
日々の生活があります、家族、仕事、他にも様々な付き合いやしがらみもあるでしょう。お察しします。

それらの様々なことを考え始めると「練習する時間があるだろうか」とか「弾けるようになるんだろうか」「どうせすぐに投げ出してしまうんじゃないか」といったネガティブな思考が先立ってしまいます。

私の周囲の人の多くも同じです。「興味はあるんだけど」「弾けるようになりたいんだけど」とは言うものの、「なかなか時間が取れそうにないし」とか「音楽の成績悪かったからなぁ」なんて理由を付けてギターを手に取る前に挫折してしまうんですよ。
なんとも勿体ない話です。

練習なんて1日5分でも10分でもいいんですよ。他の何かを犠牲にして1時間も2時間もかける必要はありません。
大事なのは5分10分でいいから集中すること。気が散る原因となるテレビやスマホは遠ざけて練習すること。そしてそれを毎日続けること。
1週間・10日・2週間と続けていくうちにテレビよりもスマホよりもギターを弾くことの方が楽しくなってきます。

ギターを弾くことが楽しくなればギターを弾いている時間も自然と長くなります。
楽しいと思うようになるまでは1日5分でも10分でも、苦痛にならない程度に毎日続けることが長続きする秘訣。

自分が好きな曲や、最近よく流れていて耳に残っている曲なんかを鼻歌で「ふん・ふ~ん・ふふ~ん♪」と口ずさむことがあると思います。その鼻歌に自分で伴奏を付けれたら楽しいと思いません?
鼻歌のワンフレーズに伴奏を付けられるようになったら、次は歌詞やメロディをちゃんと覚えて伴奏を付けられるように練習してみます。少しずつ覚えていって最終的に歌いながらイントロからエンディングまで通しで伴奏を付けられるようになったらそれが「弾き語り」です。

短時間で良いので毎日楽しく続けていれば1曲弾けるようになるまでにそれほど時間はかからないはず。

ギターで飯を喰っていけるようになりたいって言うのなら話は別ですが、恐らくそうではないでしょう?
今年のクリスマスまでにギターが超絶上手くなって自作のラブソングで彼女にプロポーズしたいってんなら話は別ですが、そんな時代でもないでしょう?

日々の生活にギターの音色で彩りを加える。それくらいのことであれば何も身構える必要はありません。いまからでも間に合います。遅すぎることなんてありません。

「ギターを弾きたい」という気持ちを大切にして、その気持ちが冷めないうちにまずは行動に移してみては如何でしょう。ポロポロ~ンという程度でもギターが弾けると人生が潤いますよ。
そのために早速ギターを買いに行きましょう。

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